STUDIOTARASのブログ

LUMIX DC-S1のチルトモニターをビューファー化する

 LUMIX DC-S1の背面液晶はバリアングルではなく、チルト液晶です。私にとってこれはとても重要なことで、この液晶がなければGH5を購入していたかもしれません。

S1のファインダーは576万ドットの高精細で、とても見やすいのですが、動画撮影の時に水平方向のファインダーって、意外に使いにくいと思いませんか?

なので、大抵の方は背面液晶を使ってらっしゃる認識なのですが、近くが見えない老眼オヤジの私は今度はフォーカスが取れないんです。

ならばと背面液晶にルーペをつけようとすると大抵のカメラのバリアングル液晶はヒンジの強度が足りず、液晶画面が捥げてしまいそうです。

そこでS1の背面液晶、とっても丈夫なヒンジプレートに支えられています。

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S1のLCDパネル

 ここに簡単に着脱可能なルーペを取り付けて、オジサンの衰えた視力を補うのが今回のお題です。

 ルーペは手持ちのシネロイドのEVF付属のものを流用することにしました。

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シネロイドのEVF。フルリグ運用時はこのような姿でカメラにマウントします。

工作開始!

プラバンを切り出してマウントフレームを形にしていきます。

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マウントフレームの作成

次にルーペを引っかけるラッチを作ります。

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こんな感じに切り出して

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ルーペとは、このように噛みあいます。

次にS1のLCDパネルとの接続機構を作成します。

マウントフレームと接続機構は蝶番構造で開閉し、薄型ネオジウム磁石で固定されます。

 

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ヒンジは接着剤で補強した礼服の端切れ!笑

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しっかり嵌りました

後は外装を整えて塗装すれば完成です。

ルーペ本体に革細工用のトチカンを追加して、100均の髪ゴムで角度調整用ループとレンズカバー用リーシュコードを取り付けました。

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水平方向で使用するスタイル

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ウェストレベル

このウェストレベルがとても使いやすく、ピント確認も楽になりました。

似たような構造はS1Hにも応用できると思います。お暇な向きは是非!

あ!ついでにこんなものも作りました。

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カーボン風シェード